それでも好きやねん 第22話|次の目的地へ

やがて、理絵は俺の唇からそっと離れた……。

そして──。

少し息を整えながら、俺の顔を見つめた。

『私……もう我慢できひん……』

(何が我慢できひんの?)

なんて、格好悪いことを俺が聞くはずもなく……。

『理絵ちゃん、俺は最初に会うた時から我慢できひんかったで♪』

わざと冗談っぽく言って、理絵の緊張をほどこうとした。

すると理絵は、少し照れたように笑った。

俺は続けて聞いた。

『ほな、出よか?』

『うん♪』

理絵も、当たり前のように答えた。

次の行き先を相談するような雰囲気でもなかった。

俺たちはカラオケ屋を後にし、俺は理絵の手を取った。

そして、次の目的地へ向かって歩き始めた……。

▶ 第23話へ続く…

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