それでも好きやねん 第21話|二人だけの時間

だんだんと高まり合う二人……。

肩に掛けていただけの手も、いつの間にか理絵の体を抱き締めていた……。

それに呼応するかのように、理絵も俺の背中へそっと手を回す……。

体から伝わる理絵の温もり……。

唇から伝わる理絵の温もり……。

その温もりを感じるたびに、俺たちの距離はさらに近くなっていった。

俺たちのキスは、何度も何度も繰り返された……。

もう、カラオケボックスにいることさえ忘れてしまうほどだった。

周りの音も、時間の流れも、何も感じない。

そこにあったのは、俺と理絵だけの空間。

そして、俺と理絵だけの時間だった。

二人だけの世界に包まれながら、俺たちはしばらく離れることができなかった……。

▶ 第22話へ続く…

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