だんだんと高まり合う二人……。
肩に掛けていただけの手も、いつの間にか理絵の体を抱き締めていた……。
それに呼応するかのように、理絵も俺の背中へそっと手を回す……。
体から伝わる理絵の温もり……。
唇から伝わる理絵の温もり……。
その温もりを感じるたびに、俺たちの距離はさらに近くなっていった。
俺たちのキスは、何度も何度も繰り返された……。
もう、カラオケボックスにいることさえ忘れてしまうほどだった。
周りの音も、時間の流れも、何も感じない。
そこにあったのは、俺と理絵だけの空間。
そして、俺と理絵だけの時間だった。
二人だけの世界に包まれながら、俺たちはしばらく離れることができなかった……。
▶ 第22話へ続く…

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