それでも好きやねん 第10話|少しずつ縮まる距離

理絵と礼子は浮き輪につかまり、海にぷかぷかと浮かんでいた。

俺と隆は、その浮き輪を追い掛けるようにして、四人で遊んでいた。

しばらくすると、自然と二組に分かれる。

俺は理絵と。

隆は礼子と。

気付けば、それぞれが二人きりで話をするようになっていた。

俺は理絵に聞いた。

『なぁ、理絵ちゃんはいくつなん?』

理絵は少し笑いながら聞き返す。

『嵐士くんはいくつなんさ?』

『俺か?

俺は、ちょうど大人になったとこ♪

……やらしい意味ちゃうで♪』

俺が笑いながら言うと、理絵も吹き出した。

『そっか♪

20歳なんやね。

私は19歳やで♪』

こうして俺と理絵は、少しずつお互いのことを話し始めた。

▶ 第11話へ続く…

コメント

タイトルとURLをコピーしました