それでも好きやねん 第32話|初デートの終わり

『マジで♪

理絵ちゃん、バイトとかで忙しいやろうから、俺が理絵ちゃんに合わせるようにするわ♪』

『うん、ありがとう♪』

そうしているうちに、理絵が帰る時間も迫ってきた。

俺たちは二人でシャワーを浴び、服を着てホテルを出ることにした。

ホテルを出ると、さっきまで二人だけの世界にいたことが嘘のように、いつもの街の景色が広がっていた。

『ほな、また連絡待ってるよ♪』

『うん、必ず連絡する♪』

そう言うと、理絵は俺にそっとキスをした。

突然のことに、俺は思わず驚いた。

『ビックリしたぁ♪

恋人同士みたいやん♪』

『アハハハッ♪

じゃあね♪』

理絵は笑いながら、俺に手を振った。

俺は、少しずつ遠ざかっていく理絵の後ろ姿を見つめていた。

さっきまで感じていた温もりと、二人で過ごした時間。

その余韻は、まだ俺の中に残っていた……。

こうして、理絵との初デートは幕を閉じた……。

▶ 第33話へ続く…

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