『隆、ぼちぼち声かけにいこか♪』
俺が立ち上がると、隆も笑いながら頷いた。
『そやな。時間もったいないしな。』
ナンパなんて、見ているだけじゃ始まらない。
逆ナンされるような男前なら話は別だが、俺たちは自分から動くしかなかった。
二人組を見つけては声を掛ける。
俺たちの目的は一つ。
ある程度タイプなら、それだけで十分だった。
……だが、現実はそう甘くない。
普通にシカトされることもあれば、話しかけても素っ気ない態度で終わることもある。
思い描いていたようには、なかなかうまくいかなかった。
▶ 第7話へ続く…

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