翌日。
身だしなみをバッチリ整えた俺は、胸を躍らせながら家を出た。
待ち合わせ場所の三条大橋には、約束の10分前に到着した。
すると、そこには見覚えのある姿があった。
──理絵だ。
俺は思わず笑顔になり、理絵のもとへ歩み寄った。
『えらい早いやん♪』
すると理絵はクスッと笑う。
『だって、9時から待ってるって言ったやん(笑)』
『あんなん冗談に決まってるやん(笑)』
海で見た時とは、まるで雰囲気が違っていた。
花柄のシャツに、夏らしいサンダル。
そして、デニムのミニスカートがよく似合っている。
その姿に、20歳だった俺は思わず目を奪われた。
今日のデートが、ますます楽しみになってくる。
『とりあえず、行こか♪』
俺がそう言うと、理絵は笑顔で頷いた。
こうして俺たちは、並んで街の方へ歩き始めた。
▶ 第16話へ続く…

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