海から上がった俺たちは、たわいもない話をしながら、しばらく二人の時間を楽しんでいた。
俺は理絵に聞いた。
『理絵ちゃん、電話番号教えてーさ♪』
理絵はあっさりと答えた。
『いいよ。090-***-****やで。』
『ありがとう♪
ほな、また前日くらいに電話かけていいかなぁ?』
すると理絵は少し考えてから笑った。
『ん~……
私からかけるよ♪』
『そっか♪
ほな待ってるよ。』
しばらくすると、隆と礼子も海から上がってきた。
二人とも、楽しそうな表情をしている。
礼子が言った。
『じゃあ、私らぼちぼち帰るわ。』
理絵も頷く。
『そうやなぁ。』
『そっか。
気ぃ付けて帰りや♪』
俺がそう言うと、隆も続けた。
『また四人で遊ぼうさ♪』
礼子は笑顔で答える。
『わかった♪
また連絡するよ。』
こうして俺と理絵は、ナンパをきっかけに知り合った。
この時は、まだ知らなかった。
この何気ない出会いが、人生で一番大きな恋の始まりになることを──。
▶ 第14話へ続く…

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